2009年 12月 14日
悪口
先日無事に我が法人全体での忘年会が行われました。
詳細は二人に任せるとして、今年は私自らが仕切り、昨年以上に余興を増やしたのですが、なかなか楽しい忘年会になったかなと思います。
まあ、4年前に6人でスタートしたものが、今は総勢16名となりましたので、なにか感慨深いものがありましたね~。
さて、話は変わり今日のタイトルですが。
うちのデイ、というか私の方針、というか当たり前のこととして
「利用者さんの悪口を言わない」
というものがあります。
様々な生活環境や生活歴それから性格。それにプラスして認知症をはじめとする精神疾患が加わると、
高齢者の場合はとかく関わり方が難しいケースも当然あります。
ただ、そこでミーティングであったり、職員同士の会話であったり、挙句の果てに飲み会なんかで利用者さんの
悪口を言うのは私は絶対に許しません。
なぜなら「自分の身内」がそうされてたら嫌だから。
以前、私のブログでも言った事があるのですが「セクハラ」の簡単な定義とは「自分の身内がされたら嫌なこと」だそうです。
非常に分かりやすいですよね。
と考えると、目の前で言われていなくても実際に利用者さんや家族に聞こえなくても「悪口」は絶対に駄目だと思うのです。
あるいは他の部分での関わり方にしてもこの「定義」を基準にして考えると、自分達のしていることが良いことなのかどうなのかが分かりやすいはず。
利用者やその家族は非常に弱い立場です。
私たちはそう思っていなくても「いつも世話になっている。迷惑をかけている」という思いが強い方が多いです。
そういう中で私たちは利用者を「受容」しなければいけません。
「受容」とは「許容」とは違うことを今一度私たちは考えなければいけません。
皆さんは利用者の悪口を言っている職場におじいちゃん、おばあちゃん、そしてお父さん、お母さんを来させたいですか?
スタッフ自身が「身内を通わせたい」デイサービス。
それが理想のデイサービスなわけで、私たちはそれを目標としなければいけない。
「鮎」や「ユッキーナ」はその辺分かってくれていると思いますが。
実を言うと4年前はスタッフのごたごたがあって忘年会もできなかったものですから、今年の忘年会を終えて改めてそう感じた次第。