2010年 07月 15日
勝者のメンタリティー
ついにワールドカップが終了しましたね。
結果はスペインが初優勝となりました。私ももちろん3時過ぎには起きて
リアルタイムで見ましたよ。
まぁ、試合内容自体はイエローカードも多く出ていましたし、退場者も出て
荒れた試合というか、なんというか。オランダのロッペンは別として、他の
選手はダイブ(ファウルを受けたときに大げさに倒れる)が多かった気も
します。
それはともかく、これまでメンタル部分の弱さを指摘されていたスペインが
優勝したわけですが、中継で解説していた山本昌邦氏が盛んに言っていた言葉が
この記事のタイトル「勝者のメンタリティー」でして。
これは主にスペイン代表のシャビ選手に対してのものなのですが、シャビ自身
U-20ワールドカップユース大会で優勝。そしてシドニー五輪(U-23)では
銀メダル。そして2008年欧州選手権(W杯に次ぐ大きな大会)では優勝と、
常に世界規模の大会で優勝を争う経験、しかもそのうち二回は勝利していた。
その経験の中でシャビは「勝者のメンタリティー」を持っているということを
山本氏は言いたかったわけですね(中継中に10回以上は言っていたと思います)。
また、シャビは2005年に右膝十字前靭帯断裂という大怪我も経験していますが、
当初の全治6ヶ月という診断より2ヶ月も早く復帰。その過程での手術、
そしてリハビリに関して、担当医師も同僚もシャビの強靭な精神力を称賛していたとの事。
結果、スペインは優勝。荒れた試合の中でもやはりシャビは冷静沈着なプレーで
チームを引っ張り、そしてコントロールしていたと思います。
●メンタリティーとは
意味:心理状態、心的傾向 (類語)精神
では「勝者のメンタリティー」とは何を言うのでしょうか?
・自分(達)に対する自信
・苦しいときでも我慢できる忍耐力。
・自分を見失わない冷静さ。
・いざというときにはリスクを冒してでもチャレンジする勇気。
大きく言うとこうしたところでしょうか。
ですが、これ以外にも経験等から得た微妙な駆け引きであったり、勝負の流れを
読む力であったり、言葉に出来ない部分でのメンタリティーがあると思います。
ちなみに今月のベルエキップの目標はオシム監督の言葉。
メンタリティーというものは、勝った、負けたで落ちたり上がっていくようじゃダメ。
自分がずっと暮らしていく、毎日戦っていく中で、いつも持ち続けていなければいけない。
この言葉に関して私なりに訳しますと。
私たちは一つ一つの出来事に一喜一憂します。
しかし、その事だけに振り回されてはいけない。
生きていく中で、仕事においてもプライベートにおいても強く生きていかなければいけない。
いや、強く生きていこうとしなければいけない。
それが「勝者のメンタリティー」に近づく第一歩。
と、改めて自分にも言い聞かせる。