デイサービス初心者のデイサービス日記 daynagadai.exblog.jp

函館で小規模デイと放課後デイを運営してます。目指すは「自分の家族を通わせたくなるデイサービス」です!!


by daynagadai
プロフィールを見る
画像一覧
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

お泊りデイ?

本日の北海道新聞朝刊に「お泊りデイサービス」についての記事が。

これは次期介護報酬改正の目玉の一つになると見られているもので、
デイサービス利用者が、必要に応じ通っているデイサービスセンターで
宿泊できるというもの。

現在も介護保険外の横だしサービスで実施している事業所もあります。
それを介護保険適応にするというのですが、これにはいささか疑問を感じます。

まずは「通い」「泊まる」という役割を果たすべく物は既にありまして。
それは平成18年から実施されている「小規模多機能居宅介護」です。
小規模多機能は「通い」「泊まる」「訪問する」の機能を持つサービスで、一つの
事業所で利用者に対し包括的なサービスを提供できるもの。

国、厚労省が小規模多機能をどう評価した結果「お泊りデイ」なのか?
明らかに機能としては重複するわけですから、このままだと「小規模多機能」は
機能していないといっているようなもんです。
小規模多機能を運営している関係者はどう感じてるんでしょうね?

もう一つは設備基準、人員基準の問題。
「泊まる」ということになると当然この問題が出てきます。
今日の新聞の記事によると札幌のある事業所は泊まりの定員を5名。それに対し
宿直の職員を一人配置。それに対して料金は一泊2000円と夕食代400円との事。
う~ん、もし利用者が複数名いて火事等災害があった場合。若しくは一人の方が
急変した場合、一人では対応し切れない可能性が高いと思います。
やはり宿直は2名以上が必要だと思うわけです。一人は必要な連絡先の対応。
そして一人は利用者への対応。これは同時に進行するべき物ですから一人では
かなり厳しい。まして「お泊りデイ」の利用者は普通に考えると介護度が高い可能性
が高いわけですよね。
ですが、事業で考えると2名宿直に対する人件費は結構大きい。
2名配置だと上記の料金では完全に赤字ですね。

それから設備の問題。
これはこれから議論されるんでしょうが、これまでグループホームでの悲惨な火災
事故が数件発生し、そのたびに「防火対策(特にスプリンクラー)」の問題が指摘され
ています。
その流れを考える中で「お泊りデイ」だけが要件が緩和されるとは考えがたいし、する
べきでも無いと思うわけです。
かといって、そうした防火に関する設備投資に対し、報酬が十分な訳もまずないでしょう。

ということで、「お泊りデイ」を介護保険適応にする必然性が私には感じられません。


次期介護報酬改正に関しては利用者の自己負担割合を一割~二割に増やすとか、
これまで自己負担がなかった「ケアプラン作成」に関しても自己負担させるとか、
それから訪問介護の生活援助を介護保険外にするなどと、結局は給付抑制の話
ばかりです。半年前には「介護は慢性的に人手不足」「低賃金で働かされている」と
世論をにぎわしていましたが、今は「??」。


民主党が政権をとってから「医療・福祉」にもっと力を入れてくれると思っていたのが
甘かったなと感じてます。

まあ、自民党(特に小泉政権)が酷すぎたので、ついつい期待してしまったわけですが。



と、なんだか先の暗い話ばかりですが、昨日鮎が研修会で学んだストレッチを利用者さんと
やってました。他にも「腹圧」「腹筋」もやれないかね?と話してましたよ~。

どんどん、やってください。
[PR]
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by daynagadai | 2010-11-04 11:48 | ミスターK | Comments(0)