2017年 07月 02日
ゆいまーる
祖母は享年94歳で昨年から病院に入院していた事もあり家族もある程度の覚悟
はしていましたので、淡々とお通夜や葬儀も終わりました。
「長生き」というのは周囲を必要以上に悲しませずに済みますので、やはり素晴らしい。
さて、私の田舎では地域の誰かが亡くなると親戚や地域の人たち数十人が「お手伝い」として亡くなった方の家に集まります。そこで葬祭の準備であったり、集まった人たちへの食事の準備であったり、はたまた「お手伝い」さん達への賄いであったりと、様々なお手伝いをしてくれます。
みんなで助け合い、生前受けた「御恩」に対し最後の「恩返し」。
これは古くからの習慣で沖縄の言葉でいうところの「ゆいまーる(相互扶助)」です。
とかく現代は「個人主義」で「自分の権利」を主張する事が生きる中で重要な事だと勘違いしがち。
その中で古くからの日本の風習というのは、やはり素晴らしい。
困っていたら助けあう。そして助けてもらった「御恩」は決して忘れない。
もう既に限界集落となっている私の生まれ故郷。
今回の帰省で同級生や幼馴染とも色々と話してきた訳ですが、とにもかくにも
超高齢化で若者がごく少数。
微力ではありますが、生まれ故郷の為に何か出来る事はないのか??
これまでも考える事はありましたが、何とか私なりに故郷に「恩返し」したいと改めて強く感じた次第であります。
P・S
スタッフのみなさん、ご供花いただき有難うございました。