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2012年 06月 22日 ( 1 )

個別対応

先日、ながだいのあるご利用者さんが朝の挨拶が終わったあとに、

「少し私に時間をください」

とおっしゃいました。
そして以下のような事を他の利用者さんや私たちにおっしゃいました。


「私は数年前からうつがあって、本当に家から出たくなくて、人にも会いたくなくて
どうしようもなかったんだけど、ここに来るようになって段々元気になってきました。
いつもお風呂を一番風呂で入らせてもらってるんだけど、それはここでやっている
歩行訓練がとても良くて、でも前はお風呂で出来なかったこともあったから、一番
最初にお風呂に入れてもらってるんです。それを見て、なんであの人だけ特別?
って思う人もいるかもしれないけど、そうじゃなくてこういう理由があってそうして
もらってるので、皆さんこれからもよろしくお願いします」


このご利用者さんは利用開始当初は言語がはっきりしない状況だったのですが、
だんだんと言語が明瞭になり、声量も大きくなってきています。今回もしっかりと
聞き取ることができました。
皆さんの前でお話しようと思い、実行するまでにはすごく勇気が必要な事だったと
思います。

うちでやっている歩行訓練は主に「ラダートレーニング」で、梯子状の用具を使い、
その中や周りを少し複雑なステップを踏みながら歩行するというもので、スポーツ
選手が神経を鍛え、敏捷性を身に付ける練習方法として有名です。

これは高齢者の場合でも有効で、「どう動くべきか?」を目を通じて脳で判断し、
そして脳から指令を出し体を動かすというものですので、脳や神経を使う事になる。
よって、ただ漠然と歩くより認知症や脳の機能低下を予防します。
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それとラダーを踏まずに歩くということが基本なので、ラダーが障害物となります。
踏まないようにするには「足を少し高く上げる」。これは高齢者に多い「すり足歩行」
の予防になり、足を高く上げる事で筋力低下の予防にもなります。

そして、ステップの中にはラダーの枠の外に足を出すステップがあります。
これはバランス感覚を養う効果があります。

それから横歩きもあります。高齢者の苦手な動作に「方向転換」がありますね。
横歩きをすることで方向転換の練習にもなりますね~。

ということで、様々な効果があるトレーニングですが、これを「ふまねっと運動」で
大体的にやっている市町村もあります。

あ、でも「ふまねっと」を名乗るには「許可」が必要ですのでご注意を。


さて、冒頭の利用者さんのお話に戻ります。

私たちは良く利用者さんにこう言われます。


「私だけ特別にごめんね」


でも、そうじゃないんです。


「皆さんお一人お一人が特別なんです!!」


出来る限り皆さんの「ニーズ」に応えることができるようやっている訳でして。
決してお一人だけ特別な対応をしているわけではないんですよ~。
逆に「なんであの人だけ?」と利用者さんに言われれば、そう答えます。


でも、利用者さんにそう言っていただけるのは嬉しいですね^^
それはつまり個別の対応が出来ているってことなんですから。
by daynagadai | 2012-06-22 11:19 | ミスターK | Comments(3)